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新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

 

旧年中はすべての諸活動に対しまして、ご理解、ご協力をいただき、皆様方からのご支援含めまして心より御礼申し上げます。

 

2024年元旦にて、能登半島の震災が発生し日本列島が震撼いたしました。あれから1年が経過いたします。関係されました方々に対しましては、心よりお見舞い申し上げます。

 

昨年を振り返りますと、大きく変化したのは政治・経済環境です。政治資金の問題から始まり、SNSの情報拡散による表裏の情報に国民が敏感になり、結果として、2024年秋の衆議院解散総選挙にて、大きな変化が発生いたしました。同時期、アメリカの大統領選挙においても、今の世界情勢を鑑み、パワーバランスを総じて見直すべく指針が、顕著に表れました。

 

また、国内消費者物価の上昇率は2023年比2%台で推移となりましたが、実質賃金は依然、2023年比でマイナスの月が目立った年でもありました。日本国力が問われる年でもあり、アジアの中での経済成長率はインドが8%で1位、中国・ベトナムが5%台となり、日本は1.0%から1.7%レベルと低調に終わりました。その結果、為替への影響は大きく、潜在的に1ドル156円レベルとなり、アジア各国から見ても安い国になってしまったのが実情です。日経平均株価は20247月に42,000円を突破したと思えば、8月には31,000円台と大幅な下落、同年12月末には38,000円台のレンジ相場となり、荒れた1年となりました。グローバル投機の時代、実質的な企業努力の結果が、100%反映された結果ではないのが実情であると感じました。

 

暗いニュースが多い中、反面、明るいニュースとしてパリオリンピックにおいて、海外開催にて日本選手団の獲得メダル数は、過去最高となりました。野球界からはMLB在籍の日本人選手50-50の達成など、アスリートも日本国内基準から、世界基準に目を移し、世界のトップを目指す目標を持つ活動が、このような結果を生んだと思います。

 

自動車業界は、変化の多い1年でした。グローバルに観測した見方で見ますと、残念ながら各拠点の販売は、一部地域を除いて減少傾向にあり、特に日本国内の減少は顕著に表れております。自動車に対しての価値観の変化と、新エネルギー車市場の拡大により、競争が激化した1年でもありました。

 

山清工業(株)は、2023年から2024年にかけまして、大幅な売上減少になりました。自動車業界の環境の変化をいかに受け入れるか、チャレンジの1年でもありました。中期計画(2020年度から2025年度)の最終の年を迎えるにあたり、2025年度は非常に重要な期間となります。現在の状況を打破し、会社をあるべき姿に回帰させ、2030年度へ向けて新しい体制・新しい環境を、挑戦する姿勢とともに、皆様方と一緒に作り上げたく思っております。

 

今年は蛇年となります。蛇は知恵と変革の象徴とされており、新しい挑戦や発展を迎えるにふさわしい年です。皆様のご健康とご多幸をお祈りしつつ、一層のご繁栄を願っております。

 

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

山清工業株式会社

代表取締役社長 山田浩貴 拝

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